Classici giapponesi con furigana
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やそうざっき・やちょうざっき
野草雑記・野鳥雑記
柳田 国男
Leggi 野草雑記・野鳥雑記 (やそうざっき・やちょうざっき) di 柳田 国男 (やなぎたくにお) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 144.016 caratteri · 284 schermate
これと相隣りする雨蛙の不孝者が、せめては亡き親の最終の望みを容れようとして、かえってその真意に反して水の岸に埋めた。それで雨降る日には泣くのだという話などは、確かに転用でありまた計画ある道話であるために、あるいはこの三つの鳥の物語なども、新たに考え深い先輩の製作したものの如く、速断する人がないとも言われぬが。鳥の前生譚だけは前にも列挙したように、少しも道徳味のないものが幾らもあって、民話は久しい間別の経路を辿っていたのである。しかも時鳥の話には、童児があの中空の声を聴いて、次々に物語の外形を改めて行く機会があったが、孝行譚の方にはそのような夕方の冥想はないはずであるのに、かくまで芸術化しまた近代と調和して、しかも前生の因縁を語る点において、他の多くの鳥の話と、著しい共通を持つのは不思議だと思っていた。
ところが偶然なる手掛りがあって、今私はその原由を見出そうとしている。磐城の上遠野附近に住む人から、一友人への通信の中に、あの地方のワカが神明の祭をする時に、雀の孝行、燕の不孝の童話と、同じ内容の歌詞を唱えるといって、その文言の一部までも報告して来た。