Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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きんぞくにんげん

金属人間

海野 十三

Leggi 金属人間 (きんぞくにんげん) di 海野 十三 (うんのじゅうざ) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 78.616 caratteri · 157 schermate

Aozora Bunko

それにさっきもいったように、この頭痛はわたしだけでなく、あとからきくと他の同僚たちも、みんなおなじように頭痛におそわれたそうだ。これと博士の態度とに、なにか関係があるのかな。いや、それほどにも思われないが……」

「そのとき博士のほうはどうだったでしょう。やっぱり頭痛になやんでいたようすでしたか」

「ちょっと待ちたまえ」

と検事は腕ぐみをしたが、まもなく首を左右にふって、

「いや、針目博士は頭痛になやんでいるような顔ではなかったね」

「それはどうもおかしいですね」

このちょっとしたことがらが、後になってこの事件解決のかぎになろうとは、気のつかないふたりだった。

大学生、雨谷君

せっかく蜂矢探偵の登場を、みなさんにお知らせしたが、ここで蜂矢探偵のことをはなれて、べつの事件についてお話しなくてはならない。それというのが、まことに前代未聞の珍妙なる事件がふってわいたのである。

東京も、中心をはなれた都の西北早稲田の森、その森からまだずっと郊外へいったところに、新井薬師というお寺がある。そこはむかしから目の病に、霊験あらたかだといういいつたえがあって、そういう人たちのおまいりがたえない。