Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Leggi 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 76.529 caratteri · 155 schermate

Aozora Bunko

いや、実に私めも今朝そのおはなしを承わりまして、涙を流してござります」馬はボロボロ泣きだしました。

ホモイはあきれていましたが、馬があんまり泣くものですから、ついつりこまれてちょっと鼻がせらせらしました。馬は風呂敷ぐらいある浅黄のはんけちを出して涙をふいて申しました。

「あなた様は私どもの恩人でございます。どうかくれぐれもおからだを大事になされてくだされませ」そして馬はていねいにおじぎをして向こうへ歩いて行きました。

ホモイはなんだかうれしいようなおかしいような気がしてぼんやり考えながら、にわとこの木の影に行きました。するとそこに若い二疋の栗鼠が、仲よく白いお餠をたべておりましたがホモイの来たのを見ると、びっくりして立ちあがって急いできもののえりを直し、目を白黒くして餠をのみ込もうとしたりしました。

ホモイはいつものように、

「りすさん。お早う」とあいさつをしましたが、りすは二疋とも堅くなってしまって、いっこうことばも出ませんでした。ホモイはあわてて、

「りすさん。今日もいっしょにどこか遊びに行きませんか」と言いますと、りすはとんでもないと言うように目をまん円にして顔を見合わせて、それからいきなり向こうを向いて一生けん命逃げて行ってしまいました。