Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Leggi 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 76.529 caratteri · 155 schermate

Aozora Bunko

野原を行ったり来たりひとりごとを言ったり、笑ったりさまざまの楽しいことを考えているうちに、もうお日様が砕けた鏡のように樺の木の向こうに落ちましたので、ホモイも急いでおうちに帰りました。

兎のおとうさまももう帰っていて、その晩は様々のご馳走がありました。ホモイはその晩も美しい夢を見ました。

*

次の日ホモイは、お母さんに言いつけられて笊を持って野原に出て、鈴蘭の実を集めながらひとりごとを言いました。

「ふん、大将が鈴蘭の実を集めるなんておかしいや。誰かに見つけられたらきっと笑われるばかりだ。狐が来るといいがなあ」

すると足の下がなんだかもくもくしました。見るとむぐらが土をくぐってだんだん向こうへ行こうとします。ホモイは叫びました。

「むぐら、むぐら、むぐらもち、お前は僕の偉くなったことを知ってるかい」

むぐらが土の中で言いました。

「ホモイさんでいらっしゃいますか。よく存じております」

ホモイは大いばりで言いました。

「そうか。そんならいいがね。僕、お前を軍曹にするよ。そのかわり少し働いてくれないかい」

むぐらはびくびくして尋ねました。