Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Leggi 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 76.529 caratteri · 155 schermate

Aozora Bunko

ホモイはぶるぶる顫えながら思い切って叫んでみました。

「待て。狐。僕は大将だぞ」

狐がびっくりしてふり向いて顔色を変えて申しました。

「へい。存じております。へい、へい。何かご用でございますか」

ホモイができるくらい威勢よく言いました。

「お前はずいぶん僕をいじめたな。今度は僕のけらいだぞ」

狐は卒倒しそうになって、頭に手をあげて答えました。

「へい、お申し訳もございません。どうかお赦しをねがいます」

ホモイはうれしさにわくわくしました。

「特別に許してやろう。お前を少尉にする。よく働いてくれ」

狐が悦んで四遍ばかり廻りました。

「へいへい。ありがとう存じます。どんな事でもいたします。少しとうもろこしを盗んで参りましょうか」

ホモイが申しました。

「いや、それは悪いことだ。そんなことをしてはならん」

狐は頭を掻いて申しました。

「へいへい。これからは決していたしません。なんでもおいいつけを待っていたします」

ホモイは言いました。

「そうだ。用があったら呼ぶからあっちへ行っておいで」狐はくるくるまわっておじぎをして向こうへ行ってしまいました。

ホモイはうれしくてたまりません。