Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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ぎんがてつどうのよる

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

Leggi 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 76.529 caratteri · 155 schermate

Aozora Bunko

兎のお父さんやお母さんがびっくりして起きてあかりをつけました。

貝の火はまるで鉛の玉のようになっています。ホモイは泣きながら狐の網のはなしをお父さんにしました。

お父さんはたいへんあわてて急いで着物をきかえながら言いました。

「ホモイ。お前は馬鹿だぞ。俺も馬鹿だった。お前はひばりの子供の命を助けてあの玉をもらったのじゃないか。それをお前は一昨日なんか生まれつきだなんて言っていた。さあ、野原へ行こう。狐がまだ網を張っているかもしれない。お前はいのちがけで狐とたたかうんだぞ。もちろんおれも手伝う」

ホモイは泣いて立ちあがりました。兎のお母さんも泣いて二人のあとを追いました。

霧がポシャポシャ降って、もう夜があけかかっています。

狐はまだ網をかけて、樺の木の下にいました。そして三人を見て口を曲げて大声でわらいました。ホモイのお父さんが叫びました。

「狐。お前はよくもホモイをだましたな。さあ決闘をしろ」

狐が実に悪党らしい顔をして言いました。

「へん。貴様ら三疋ばかり食い殺してやってもいいが、俺もけがでもするとつまらないや。おれはもっといい食べものがあるんだ」