Classici giapponesi con furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Leggi 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 76.529 caratteri · 155 schermate
そして函をかついで逃げ出そうとしました。
「待てこら」とホモイのお父さんがガラスの箱を押えたので、狐はよろよろして、とうとう函を置いたまま逃げて行ってしまいました。
見ると箱の中に鳥が百疋ばかり、みんな泣いていました。雀や、かけすや、うぐいすはもちろん、大きな大きな梟や、それに、ひばりの親子までがはいっているのです。
ホモイのお父さんは蓋をあけました。
鳥がみんな飛び出して地面に手をついて声をそろえて言いました。
「ありがとうございます。ほんとうにたびたびおかげ様でございます」
するとホモイのお父さんが申しました。
「どういたしまして、私どもは面目次第もございません。あなた方の王さまからいただいた玉をとうとう曇らしてしまったのです」
鳥が一遍に言いました。
「まあどうしたのでしょう。どうかちょっと拝見いたしたいものです」
「さあどうぞ」と言いながらホモイのお父さんは、みんなをおうちの方へ案内しました。鳥はぞろぞろついて行きました。ホモイはみんなのあとを泣きながらしょんぼりついて行きました。梟が大股にのっそのっそと歩きながら時々こわい眼をしてホモイをふりかえって見ました。