Classici giapponesi con furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Leggi 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 76.529 caratteri · 155 schermate
「あら、あなたこそそんなにお立派(りっぱ)ではありませんか。あなたは、たとえば、消(き)えることのない虹(にじ)です。変(か)わらない私です。私などはそれはまことにたよりないのです。ほんの十分か十五分のいのちです。ただ三秒(びょう)のときさえあります。ところがあなたにかがやく七色はいつまでも変(か)わりません」
「いいえ、変(か)わります。変(か)わります。私の実(み)の光なんか、もうすぐ風に持(も)って行かれます。雪(ゆき)にうずまって白くなってしまいます。枯(か)れ草(くさ)の中で腐(くさ)ってしまいます」
虹(にじ)は思わず微笑(わら)いました。
「ええ、そうです。本とうはどんなものでも変(か)わらないものはないのです。ごらんなさい。向(む)こうのそらはまっさおでしょう。まるでいい孔雀石(くじゃくせき)のようです。けれどもまもなくお日さまがあすこをお通りになって、山へおはいりになりますと、あすこは月見草(つきみそう)の花びらのようになります。それもまもなくしぼんで、やがてたそがれ前の銀色(ぎんいろ)と、それから星をちりばめた夜とが来ます。