Classici giapponesi con furigana
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ぎんがてつどうのよる
銀河鉄道の夜
Leggi 銀河鉄道の夜 (ぎんがてつどうのよる) di Miyazawa Kenji (宮沢 賢治) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 76.529 caratteri · 155 schermate
やさしい虹(にじ)は、うっとり西の碧(あお)いそらをながめていた大きな碧(あお)い瞳(ひとみ)を、めくらぶどうに向(む)けました。
「何かご用でいらっしゃいますか。あなたはめくらぶどうさんでしょう」
めくらぶどうは、まるでぶなの木の葉(は)のようにプリプリふるえて輝(かがや)いて、いきがせわしくて思うように物(もの)が言(い)えませんでした。
「どうか私のうやまいを受(う)けとってください」
虹(にじ)は大きくといきをつきましたので、黄や菫(すみれ)は一つずつ声をあげるように輝(かがや)きました。そして言(い)いました。
「うやまいを受(う)けることは、あなたもおなじです。なぜそんなに陰気(いんき)な顔をなさるのですか」
「私はもう死(し)んでもいいのです」
「どうしてそんなことを、おっしゃるのです。あなたはまだお若(わか)いではありませんか。それに雪が降(ふ)るまでには、まだ二か月あるではありませんか」
「いいえ。私の命(いのち)なんか、なんでもないんです。あなたが、もし、もっと立派(りっぱ)におなりになるためなら、私なんか、百ぺんでも死(し)にます」