Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

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まぶたのはは

長谷川伸傑作選 瞼の母

長谷川 伸

Leggi 長谷川伸傑作選 瞼の母 (まぶたのはは) di 長谷川 伸 (はせがわしん) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 94.753 caratteri · 192 schermate

Aozora Bunko

半次郎 おおお袋か。

おぬい おッかさん大変な事になったよ。これを見ておくれよ。(手紙を見せる)

おむら (手紙の文言に驚愕はすれど、抑えつけて)半次郎、お前はまだ親不孝がしたりないのか。

半次郎 そう云われると、面目なくて。

おむら 今更の叱言だけれど、おとッさんの死目にも会わず、家とは音信不通で永らくいて稀に帰ってきて一晩たつと、もうこんな騒ぎを始めるのか、お前は他国で斬ったはったの騒ぎをして、それでも足りずに生れ在所へ帰ってまで、血腥い騒ぎがしたいのか。

半次郎 済みません。だがお袋。好んでする勝負じゃなく売られてみれば男として買わずにゃ居られませんから。

おむら お黙り。親兄妹に泣きを見せてそれが何の男なのだい。惣兵衛兄さんをご覧、親にも妹にも優しいよ。人様にだって親切だ、それでこそ男といえるのだ。お前のはただ強がって、面白ずくと無鉄砲で、斬るの突くのと喧嘩をしたり、仕事といえば遊びくらし、ばくちを打つばかりじゃないか。そんな奴が何で、男だなんていえるのだい。今度帰ってきたのが幸い、もう決して外へは出さない。惣兵衛が帰ってきたら、あの子とよく相談して、お前を真人間に叩き直し、常陸の叔父さんの処へ預けるつもりだ。