Classici giapponesi con furigana
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やみよのうめ
闇夜の梅
三遊亭 円朝
Leggi 闇夜の梅 (やみよのうめ) di 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 22.133 caratteri · 44 schermate
主人のようにお思いかも知らないが、これはお前の為だよ、お前も小さい時分にいたから、何だか私も子のような心持がして誠に可愛く思うが、何分世間の口が面倒だから暇を出すのだけれども、又縁があれば一旦主従となったのだもの、出入の出来ないことは無いから、まあ/\気を長く、兄さんの処におとなしくしているが好い、軽はずみな心を出して、こんな淋しいお寺なんぞにいられるものかって、ふいと何処かへ姿を隠すような事でもあられると、どんなに案じられるか知れないから、ようく心を落着けて時節を待ってゝ呉れなくちゃア私が困るよ」
粂「ヘエ、有難うございます、誠に何うも面目次第もございませぬ」
内儀「さ、早く行くが好い、何時までも此処にいると面倒だから、谷中のお寺へ行ったら能く兄さんのいう事を聴いて、身体を大事にして時節の来るのを待っていなよ」
粂「ヘエ有難う存じます」
と袂から手拭を取出し、涙を拭いながら店へ出て来ると、番頭は粂之助が暇になって好い気味だと喜んで居る。
粂「えゝ、番頭さん、私は唯今お暇になりまして谷中の兄の方へ参りますから、何分お店の事をよろしく願います」