Lettura giapponese

Classici giapponesi con furigana

ja-reading.com

Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.

かみなりもんいほく

雷門以北

久保田 万太郎

Leggi 雷門以北 (かみなりもんいほく) di 久保田 万太郎 (くぼたまんたろう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.

N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 21.839 caratteri · 44 schermate

Aozora Bunko

「古い浅草」と「新しい浅草」(一)

女はみんな長い袂をふりはえていた。……男の生徒といえど袴をはいたものはまれだった……が、それから二、三年してわたしの高等科になった前後に、それまでの古い煉瓦の校舎は木造のペンキ塗に改まった。――門の向きが変ると同時に、職員室も、小使部屋も、いままでより広くあかるくなった。――時間をしらせる振鈴の音は以前にかわらず響いたが、「つるよし」のおばアさんたちのすがたは再びそこに見出せなかった。

「すみだに匂ふちもとの桜、あやせに浮ぶ秋の月……」

そうしたやさしい校歌の出来たのもその時分だった。

「古い浅草」と「新しい浅草」(一)

その学校の、古い時分の卒業生に、来馬琢道氏、伊井蓉峰氏、田村とし子氏、土岐善麿氏、太田孝之博士がある。わたしと大ていおんなし位の時代には、梅島昇君、鴨下晁湖君、西沢笛畝君、渋沢青花君、「重箱」の大谷平次郎君たちがいる。わたしよりあとの時代には、松平里子夫人、中村吉右衛門夫人、富士田音蔵夫人なんぞがいる――勿論、この外にもいろんな人がいる。――がこれらの諸氏は、銀座で、日本橋で、電車で、乗合自動車で、歌舞伎座で、築地小劇場で、時おりわたしのめぐりあう人たち、めぐり逢えばすなわちあいさつぐらいする人たちである。