Classici giapponesi con furigana
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あおだけ
青竹
山本 周五郎
Leggi 青竹 (あおだけ) di 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) in giapponese con furigana. JLPT N1. Tocca una parola per il significato.
N1 · avanzato · kanji e kana moderni · 14.622 caratteri · 29 schermate
を与えていたくらいである。
「わたくしは鈍根ではございますが」と源七郎はしずかに続けた、「直孝様を暴勇におそだて申すほど不心得とも存じません、性来のくち不調法ゆえ、理路まさしく申上げることはできませんけれども、あのおりのことは源七郎などが手だしをする必要はまったくなかったのでございます、また万一さような惧れがいささかでもみえましたなら、守役のわたくしが手をつかねておる道理がございません、わたくしと致しましては、若ぎみがおんみずから御胆力をためす屈竟のおりと、つつしんで拝見していたしだいでございます」
源七郎の気持がようやくはっきりした、きめどこをきめて、あとはあるがままに任せるという態度、その柔軟な心のひろさがいま直政にはよく理解できたのである。
「それでわかった、もうなにも申すことはない、直孝のことはくれぐれもたのむぞ、心ばかりのひきでものだ、これをとらす」そう云って直政は佩刀をとってさしだした。しかし源七郎は受けなかった、「おそれながら、ただいま阿多ぶんごのことで評議があったばかりでございます、お佩刀を頂戴いたしましては、評定のきまりに障るかと存じます、かたく御辞退をつかまつります」