Classici giapponesi con furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Leggi 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.404 caratteri · 307 schermate
それには、どんな計略をめぐらせばいいのだろう?」
小林君は目をつむって、いろいろと考えていましたが、いままでのつかれが出たのか、しらぬまに眠ってしまいました。悪人に閉じこめられ、これからどんなめにあうかしれないのに、グウグウ寝てしまうとは、なんというだいたんさでしょう。さすがは少年名探偵です。こんなことには、なれきっているのです。
どのくらい眠ったのか、ふと目をさますと、あたりは、やっぱりまっ暗でした。まだ夜が明けないのかしらと思いましたが、よく考えてみると、この部屋には窓がないのですから、昼間でも、まっ暗なのでしょう。
小林君は、夜光の腕時計を見ました。八時です。ゆうべ川へほうりこまれたのは、夜中の一時すぎでしたから、八時といえば、あくる日の朝にちがいありません。
八時なら悪人たちももう起きているでしょう。いつ、この部屋へやってくるかもしれません。小林君は、ベッドの上に、身をおこして、いざというときの用意をしました。
しばらくすると入口のドアのほうで、カタンという音がして、パッと、電灯がつきました。やみになれた目には、ひじょうに明るく、まぶしいほどでしたが、じつは十ワットぐらいのうす暗い電灯なのです。