Classici giapponesi con furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Leggi 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.404 caratteri · 307 schermate
「オヤッ。」と思って立ちどまって、その方を見ますと、たしかに豹の頭が動いているのです。気のせいかと思いましたが、どうもそうではなさそうです。すこしずつ、すこしずつ、たれていた豹の頭が上のほうへもちあがっているのです。
武夫君はギョッとして、部屋のすみまで逃げだしましたが、しかし、ドアの外へは出ません。ひとつの安楽イスのかげに身をかくし、目だけを出して、じっと長イスの方を見つめました。きのうの絵画室と同じような異変が、この部屋でもおこるのではないかと思ったからです。武夫君は少年探偵団の副団長ですから、年はすくないけれども、大学生より勇気があります。すると、長イスの上には、武夫君が想像したとおりのことが、おこってきたのです。
はく製の豹の頭が、しゃんとしました。それから、ぺちゃんこの毛がわの肩と、前足が、むくむくとふくれてきて、生きた豹の姿になりました。
つぎは腹、つぎは尻と、だんだんにふくれあがり、あと足にも、ぴんと力がはいって、それはもう、生きた一ぴきの豹にかわっていました。ぺちゃんこの毛がわが、四本の足で、ヌーッと立ちあがったのです。
そして、いきなり長イスの上からとびおりると、ガッと、まっ赤な口を開いて、