Classici giapponesi con furigana
ja-reading.com
Leggi i classici giapponesi online con furigana. Filtra per livello JLPT, tocca una parola per il significato e traduci una frase.
おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Leggi 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) di 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) in giapponese con furigana. JLPT N3. Tocca una parola per il significato.
N3 · intermedio · kanji e kana moderni · 153.404 caratteri · 307 schermate
そこで大阪の店の支店長次席の野村という人が、じぶんで持っていくことにしたのですが、いろいろな事情で、飛行機の時間にまにあわなくなり、といって、一日のばすわけにはいきませんので、しかたなく、夜の特急列車に乗りこみました。
汽車なら一等寝台が安全だと思いました、が、それでは、かえってめだつから、なにげなく二等寝台に乗ることにしたのです。そのかわり、宝石には保険がかけてありますし、旅行のあいだ、宝石をいれておく場所にも、特別の知恵をはたらかせて、じゅうぶん、用心をしました。そのうえ、若い腕っぷしの強い荒井という社員をつれて、ごえいにあたらせることにしたのです。
支店長次席の野村さんは、わざと、上段の寝台をえらび、その下の寝台へ、荒井という社員を寝させました。そうしておけば、悪者が上段への鉄ばしごをあがってくれば、下段にいる荒井さんに、すぐわかるので、いっそう安全だからです。
そのまよなか、列車はいま関ガ原のへんを走っていました。上段の野村さんは、ダイヤをいれた、まるい革のかばんをだくようにして、うとうとと眠っていました。すると、しめきった青いカーテンが動いて、その合わせめから、みょうなピカピカ光るものが、ニューッと出てきました。