Classici giapponesi con furigana
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くろふねぜんご
黒船前後・志士と経済他十六篇
服部 之総
Leggi 黒船前後・志士と経済他十六篇 (くろふねぜんご) di 服部 之総 (はっとりしそう) in giapponese con furigana. JLPT N2. Tocca una parola per il significato.
N2 · avanzato · kanji e kana moderni · 121.901 caratteri · 247 schermate
進駐とともに接収されてG・H・Q出張所となり、条約後買収されて新領事館となった。もとの持主はいま札幌停車場新工事を請負っている伊藤豊次氏。先代亀太郎は明治二十年代から「北海道行」といって内地の農村をふるえあがらせた鉄道工事の監獄部屋の大御所であった。
私は記念品を買うため狸小路に案内してもらうことにした。買いたい記念品は馬の鈴であった。あのドーナツ型の馬鈴、むかしのものは良質で音がよいから、狸小路の三軒の古道具屋が目当てであった。
案内書に「東京以北唯一の繁華街」と記されている札幌の狸小路は、開拓使時代よなよな官員をばかす雌狸たちが出没したのでその名があるということだが、いまはもっぱら米兵アベックの闊歩場と化している。案内の峯君なぞはめったによりつかない証拠に、古道具屋は三軒とも、ギフト・ショップになっていた。一月まえそれに転業した茶屋という古道具屋の主人にきくと、たった一つ残っていた馬鈴を、ついこのほど北大の児玉作左衛門先生に買われてしまいましたという。
あきらめて、馬具屋めざして、狸小路を西に歩けば、米兵アベック、また米兵アベック。クロフォード・キャンプというのが、川上のマコマナイ旧種羊場にある。