일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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いさましいはなし

いさましい話

山本 周五郎

山本 周五郎의 いさましい話(いさましいはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,835자 · 73화면

아오조라 문고

御殿で定った祝宴はあるが、それもごく形式的なもので、役の任免などにこんな派手なことをするためしはない。まして夫人や令嬢たちに招かれるなどということは、――井部に聞いてはいたけれども、――彼にとってはまったく初めての経験であり、驚くよりも、途方にくれるばかりだった。……これらの事も、すべて庫田夫婦の世話になったのであるが、主として面倒をみて呉れたのは、夫人のほうで主馬はときどき助言をするくらいのものであった。

「奉行職の方々は望水楼になさいませ」

「役所の方たちは釣橋でようございましょう」

そんなふうに招宴の場所も定め、酒肴の注文などもてきぱきやって、なおひととおり客の接待までして呉れた。

「御婦人たちにも招待のお返しをするのですか」

「いいえ、殿方が女を招くということはありません」庫田夫人はこう云って笑った、「――婚約のできたときには招待をしますけれど、そのときも主人役は許婚者の方がなさいますの、男の方は黙って任せていらっしゃればいいのですよ」

それから庫田夫人はこんなふうにも云った。

「貴方は女の方たちににんきがおありだから、これからもきっと招待があると思います、そんなときはなにを措いてもお受けにならなければいけません、これだけはよく覚えていらっしゃらないと」