일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

いさましいはなし

いさましい話

山本 周五郎

山本 周五郎의 いさましい話(いさましいはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 36,835자 · 73화면

아오조라 문고

するとその夜、もう寝所へはいるころになって、松尾がひと揃えの釣り道具を、居間の廊下まで持って来た。

「これをごらんになって下さいまし」

「――妙な物を持ちだしたな」

「御病気中に庫田さまから頂きましたの」

「――病中って、……寝ているときか」

「お床上げのまえでございます」

玄一郎はこちらへと云って、松尾の持って来たのを取り竿や魚籠や餌箱などを見た。継ぎ竿が三本、魚籠にも餌箱にもどこかで見た記憶がある。

「頂いたときすぐごらんにいれなければいけなかったのですけれど、なんですか不吉なことが起こるように思われまして、どうしても申上げる気持になれませんでしたの、勝手なことを致して申しわけがございません。どうぞおゆるし下さいませ」

「――詫びるほどのことじゃあないが、しかし不吉なことが起こるというのは」

云いかけて玄一郎はふと竿を見なおした。覚えがある。その竿にも、竿の主にも、――彼は道具をそっと押しやり、言葉に詰ったような感じで、暫く黙っていた。

「――これは津田という人の持物だった」

「庫田さまもそう仰しゃってでした、あの方からあなたへかたみにと云って頼まれたそうでございますの、……あなたがこんなおけがをなすったのも、申せばあの方から出たことですし、わたくしどうしてもごらんにいれる気になれませんでしたの」