후리가나로 읽는 일본 고전
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それでもわたしはいく
それでも私は行く
織田 作之助
織田 作之助의 それでも私は行く(それでもわたしはいく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 89,708자 · 181화면
「――やはり京都はいいね」
小田は急に話題をかえた。
「京都の文化はどうですか」
鶴雄がきいた。
「京都の文化……?」
と、小田は眉をひそめて、
「京都の文化なんて美術工芸を除いてはだめだね、京都の文化人は京都の文化、京都の文化といっているが、京都という井戸の中で蛙が鳴いている感じで、日本の文化――というもっと大きな問題、いや世界の文化ということを考えなくっちゃだめだね」
「京都は文化都市だと云われているが、雑誌一つ見ても、京都から出ている雑誌は、一二の例外はあるけれど、東京の雑誌にくらべると、文化感覚が十年おくれてるね。執筆者にしたって京都の中だけでものをいってる感じだ。おっとりして上品で、ふてぶてしさがない。高台寺のこの辺のような、なごやかな美しさを持っているのが、結局京都の不幸かも知れんよ。本当に仕事をしようという人間の住むところじゃないね」
小田は煙草の吸殻を捨てた。
「――結局、京都ってところは、プチブル的なんだね。自己保存の本能だけ強くって、排他的で、薄情で、けちで、臆病で……、失敬、失敬、君は京都の人だったね」
小田はさんざん京都の悪口を言ってからあわてて鶴雄にあやまった。