후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
それでもわたしはいく
それでも私は行く
織田 作之助
織田 作之助의 それでも私は行く(それでもわたしはいく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 89,708자 · 181화면
君勇に嫌疑が掛ってなければ自首しなかったかも知れないが……つまり惚れてたんですね」
「じゃ、嫉妬からやったんですか」
「そうです。君勇は小郷が殺される前の晩、祇園から先斗町への帰り途で、元の旦那の三好に会うたんですよ。三好は君勇に今夜つき合えといったんだが、君勇はお座敷から呼ばれているし、別れた旦那とコソコソ会っているところを見られると、芸者としての立場が苦しくなるので断ったんですね。――さア、ぐっとあけて下さい」
「いや、僕はもう飲めません。――で、断られてカッとなったんですか」
「そうでしょうね。その晩一晩中君勇につきまとったんですね。そして、君勇が小郷と泊ったことを知ったわけです。凶行の日も、つけていたんですよ。映画館の中へもつけて行って、小郷が電話室へはいったところを、やったんですね」
「へえ……? 併し、君勇が自白したというのはどういう訳です」
「君勇は三好の姿を映画館で見たんですね。だから、小郷が殺されているのを見ると、てっきり三好だと思って、三好をかばうつもりで、自分だと言ったんですね。小郷に身を任せたのも、鈴子の身代りという気持のほかに、小郷から金を取って落ちぶれた三好に貢ごうという、しおらしい気持もあったんだが、これがかえって悪かったんですね」