후리가나로 읽는 일본 고전
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それでもわたしはいく
それでも私は行く
織田 作之助
織田 作之助의 それでも私は行く(それでもわたしはいく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 89,708자 · 181화면
「気でも狂ったのかも知れない」
と、鶴雄は思わず小田の顔を見た。
「三高へはいるって云っても、しかし、僕の奴は復校だよ」
小田はなおも真面目な顔で、
「――僕は三高に五年間いて、追い出されたんだよ。つまり追放だね。理由は出席日数不足だよ。ところが、三高もこの頃民主的になって、出席簿をとらないらしい。――ねえ、そうでしょう、山吹さん」
「そうだよ」
山吹教授はおもしろそうに答えた。
「してみると、こんどは僕も及第する見込みがありそうだ。僕は断然復校しますよ。復校願を出します。出席日数不足で放校するというのは、反民主的ですからね。僕は十年前の僕の放校処分に、異議を申立ててもいいんでしょう。あはは……」
「あはは……。こりゃいい。僕も君の復校に尽力するよ」
山吹教授が笑いながらいうと、小田は、
「じゃ、復校願を出しましょう。しかし、登校に及ばず、名誉卒業にして置こうということにならないかな。そしたら、こんどは大学へ入学願書を出します」
「ところで、小田君」
と、山吹教授はそろそろ話題を変えるべきだと思ったのか、
「――君、先斗町のことを書くんだろう?」
「ええ」
「じゃ、先斗町のことは梶君にきき給え」