후리가나로 읽는 일본 고전
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ほととぎす
ほととぎす
堀 辰雄
堀 辰雄의 ほととぎす을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,252자 · 60화면
なげきつつ明し暮らせばほととぎす
この卯の花のかげに啼きつつ
まあ、一体、私はこのほととぎすと共にどうなることでしょうか知ら」
いかにも何事もなげながら、どことなくお心のうめきをお洩らしになって入らっしゃる、そのような御文を読み返しているうちに、私はつい知らず識らずの裡に、苦しんでいるのが相手の方であるときいつも自分の内をひとりでに充たしてくる、一種言うに言われぬ安らかさを味い出している自分自身を見出さずにはいられなかった。……
それから数日後、突然、おじ君にあたられる左京頭がお亡くなりになられたので、頭の君もその喪に服せねばならなくなり、殿の御約束せられた八月を前にして、私共に心を残されながら、しばらくその病後の御身を山寺へお籠りになられ出した。山からは、最初のうちは絶えず御消息をおよこしになられた。それは相変らず独居の淋しさと撫子を求める切なる希いとに充たされていた。しかし私はその頭の君の御文のなかの独居の淋しさをお訴えなさる御言葉がなんとも言えず切実に身にしみて覚えられれば覚えられるほど、一方、撫子をお求めになられる同じ文中の御言葉が、なぜか知ら、いよいよ空疎なものに見えて来るのに気がつかないわけには往かなかった。