후리가나로 읽는 일본 고전
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ほととぎす
ほととぎす
堀 辰雄
堀 辰雄의 ほととぎす을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,252자 · 60화면
その四
その四
その翌朝、頭の君は道綱のところへ使いの者に、風邪気味で役所へ出られそうもありませんから一寸お出がけにでもお立ち寄り下さい、とことづけて来させた。ゆうべの出来事を少しも知らない道綱は、又例の事かと思ったらしく、いつまでも出仕の支度をぐずぐずしていると、再び使いの者が来て、お待ち兼ねのようですからどうぞ早く入らしって下さいませ、としきりに催促しているらしかった。何んの用があるのか分からなかったけれど、何か私にも気がかりでない事もなかった。
が、そのとき頭の君は私の方へも別に御文を持ってよこされたのだった。披いて見ると、「風邪気味で、折角ゆうべ御約束したものを拝見に伺えず、なんとも残念でなりませぬ。私なんぞには忖度いたし兼ねます事ながら、何か殿にわざと御催促なさりにくいような御事情がおありなさいまするなら、然るべき折を見てなりと、よいように御取りなし下さいまし。此日頃、われとわが身が不安になるほど何が何やら分からず思い乱れておるような私の気もちをも御推量下すって」といつもに似ず乱雑な、読みにくいほどな手跡で、認められてあった。
私はいろいろ考えあぐねた末、それに対する返事はそのまま出さずに置いた。