후리가나로 읽는 일본 고전
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フレップ・トリップ
フレップ・トリップ
北原 白秋
北原 白秋의 フレップ・トリップ을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,698자 · 293화면
ところで、前に書くはずなのを、うっかりしていたが、ちょうど、この日の昼餐が済むと、直ぐから、二等船客発起の仮装行列なるものが、それこそジャランジャラン騒ぎでケビンの甲板を一周し二周したものだ。私までが幾度も幾度も引っ張り出されたが、今更となると、どうにも気恥かしいのだが、後からただ蹤いてまわるには蹤いてあるいた。おそらく、何の工みもなく、ただ支那帽に支那服のままで、いつもの通りに自然にあるいていたのは私一人だったろう。だが仮装といえばいえるであろう。素面といえば素面であろう。粉飾するのみが仮装ではないのである。
壊れバケツに金紙の両眼を貼り、金の髭をつけ、それを一人が冠って、その頭から青毛布の波を躍らしうねらし、一人がその尻にもぐって担ぎあげて、飛んだり跳ねたり、それが日本医専の獅子舞であった。このバケツの獅子を先頭にして、箒を負うもの、炭取函を首から掛けるもの、例の黒んぼ、赤い風呂敷のスカートの紅毛婦人、支那人、宣教師、按摩、軍人、ヤンキー、アイヌ、似ても似つかぬ世界各国の人種共がそれは滑稽百出で練りあるく。見るから汚らしくて乱雑で愉快でないところの非美術的な一列であった。