후리가나로 읽는 일본 고전
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フレップ・トリップ
フレップ・トリップ
北原 白秋
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N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 145,698자 · 293화면
だが、凄まじい飛沫のなだれであった。幌内川の濁流とオホーツク海の波濤とがその河口で激しくかち合って騒ぐのである。それにまだ昨夜の烈風の名残が容易に収まろうとは見えなかった。
上陸して見ると、敷香はかなりの寒村であった。そうして到る処が灰色の砂地であった。それで海岸道路には蝦夷松の葉で飾られた歓迎門が濃青い簡素なアーチを作って、私たち観光団一行をウエルカムした。くぐって少し行くと露西亜風の丸太小舎の郵便局も目についた。それに運送兼業の雑貨店や、やや小綺麗な店屋が飛び飛びに二、三軒はあった。どの店にも絵葉書は売っていたが、後れて私がはいった頃にはもうほとんど気早の人たちに選み散らされていた。それでようやく、丸太小屋の廂に奉迎と書いた提燈を吊して、脛の長い女の子と立って笑っている肥った露西亜人の女の写ったのを一枚手に入れて、早速うちの子に通信を認めると、急いで郵便局の小窓の前に行って見たが、此処で放りこむよりも北海道の稚内へ帰航してからの方が余程速いということだった。それでもとにかく出すことにした、いい記念のために。
河口を少しくのぼった空地には木羽葺の休憩所が一つ見えていた。