후리가나로 읽는 일본 고전
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あるくこと
三好十郎の仕事 第三巻
三好 十郎
三好 十郎의 三好十郎の仕事 第三巻(あるくこと)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 334,472자 · 667화면
織子 いえ、その御馳走がですの。たかが手作りの惣菜料理なんですけどさ、二三年前の思いで見ると、まるで豪華と言ってよいか。
浮山 そら、そうだ。戦争中から終戦直後など、大豆しか無かったんだから。金も無いにゃ無かったが、たとえ有っても肉も魚も手には入らなかったんですからね。思い出すとゾッとする。
織子 うなされていたような気がしますわね、あの時分のこと考えると。それがしかし、又ぞろ再軍備だとか徴兵だとか、あっちでもこっちでも又々おかしな調子になって来てるんですからね、人間なんてホントにまあ……。
浮山 死んで亡びるまで、又しても又しても、うなされるのが人間かも知れませんね。仕方が無い。
織子 仕方が無いで諦めていられれば、なんですけどさ――
房代 鈴を鳴らすわよ。せっかくの御馳走が冷めちまう。
浮山 よしよし私が――(棚の上の大きい鈴を取って振り鳴らす。古雅な音が家中に反響して、遠くへ消える。……その反響の先きから笛の音が起きる。笛は単調な二節ほどを長く引いて近づく)
房代 ああ、モモちゃん、来た。(その方角に附いているドアを開けてやる)
織子 さあてと。(電燈のスイッチを入れる。