일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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アリゾナのめとら

世界怪奇実話II

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話II(アリゾナのめとら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 45,877자 · 91화면

아오조라 문고

S・Pの駅頭にトランクが開かれてから、実に四日目の午後である。

ルイス・P・ラッセル判事――此の人はいま現に羅府で弁護士を開業している――が、ジュッド医師の身柄を保管していて、この逮捕の時にも、その現場に居合わせた。

お昼頃、何処からともなく電話が掛って来た。女の声である。秘書のリチャアド・カンテロンが応答すると、

「ジュッドさんはそちらに居ましょうか」細い、かすれたような声で、「私はルウス・ジュッドですけれど」

その瞬間のカンテロンの驚きは、現しようがない。が、直ぐ彼は、その部屋に居合わせる新聞記者を警戒しなければならないことを思い附いて、

「いいえ」出来るだけ平静な声だ。「ですが、一時間以内にミュウチュアル二三三一番へ電話をお掛けになれば、そちらでお話の出来るように取り計らいましょう」

これで、電話が切れた。

この電話番号は、同じビルディング内の弁護士パトリック・クウネイの電話で、カンテロンが突嗟に思い付いて、記者連へのカムフラアジのために、ジュッド夫人へそれを告げたのだ。そしてすぐ、ラッセル判事と相談の上、それとなくジュッド医師をクウネイ弁護士の事務所へ連れ込んで置く。