일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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アリゾナのめとら

世界怪奇実話II

牧 逸馬

牧 逸馬의 世界怪奇実話II(アリゾナのめとら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 45,877자 · 91화면

아오조라 문고

此の時ブルウス船長は、コウスを安定するために一寸海図室に入り、直ぐ船橋に引っ返したのだが、見ると、後方に、二つの明るい火が、「燃えるように」輝いていた。それが、不思議な事には、一つは海面から千呎、もうひとつの閃火は約三百呎高い夜空の中空に眺められたのだ。汽罐の爆破か何かで火が打ち上げられたのではないかと、ブルウス船長は言ったが、一等運転士は簡単に、野火です、この時候には、この沿岸の断崖上に非常に野火が多い、それがああして空に火が燃えているような錯覚を起して見えるのですと、軽く打ち消した。先刻ハアロウ号の後を追って来ているように見えていた船の灯は、この時分にはもう、何処へ行ったのか、すっかり消えて終っていた。只これ丈けの事で、ブルウス船長もそれ切り忘れていたのだが、其の後ワラタの失踪を耳にして、この、実見したところを参考にまでと申出て来た。が、これだけでは如何にも薄弱であり、それに、甚だ矛盾している点が多い。第一、そのハアロウ号の後方に望見された灯が、果してワラタならば、同船は何らかの理由で航路を転じてダアバン港へ引っ返す途にあったものと考えなければならない。