일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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えいがをつくるはなし

中谷宇吉郎集 第三巻

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第三巻(えいがをつくるはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 46,667자 · 95화면

아오조라 문고

一枚の神宮紙は新聞全紙くらいの大きさで、それを一枚ずつ完成して行って、最後に全部を貼りつけてから調子を揃えようという計画なのである。神宮紙ならば千年は大丈夫持つということであった。

壁面に近づいてよく見ると、なる程ひどい荒れ方である。明治の初めには、竹箒で壁面の蜘蛛の巣をはらったという話であるが、その前にはもっと苛い取扱いを受けたこともあるのであろう。それでなくても、何といっても千年の月日は恐しいものである。場所によっては、殆んど傷痕と剥落の跡ばかりのところもある。今度の摸写の仕事は勿論それ等の傷痕の一つ一つまでもすっかり実物通りに写しとるので、それは摸写というよりも、画の描いてある壁面の写生なのである。そういえば、主任画家やその助手の人たちの人選にも、摸写専門家よりもむしろ第一線の画家たちを推挙された安田画伯等の識見には、秘かに敬服した。助手といっても、主任画家の手伝いではなく、大なり小なりに画面の一部を実際に描き上げるのである。それに新井勝利、森田沙夷、吉岡堅二級の人たちを得たのは先ず成功であろう。

壁画の写生といえば、二号壁の下では、ちょうど藤井さんが一所懸命に筆を動していた。