후리가나로 읽는 일본 고전
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「もくせい」ごうのなぞ
中谷宇吉郎集 第六巻
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第六巻(「もくせい」ごうのなぞ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,784자 · 269화면
と一言いって帰ってしまった。信長ほどの荒武者に「九条殿はおれに礼を言わせに来られた」とぶつつかせたのは、流石は天狗を随身伺候させている人だけのことはあったと露伴先生はいわれる。
秀吉が信長の後をついで天下を掌握した時の勢いも、火の如き姿であった。その秀吉が関白を目ざして、藤原の氏を望んだ時は、近衛竜山公を初め上堂の諸卿皆これに和したが、植通公一人頑として拒否した。もっとも秀吉も傑人であって、「しかようにむずかしい藤原氏の蔓となり葉となろうよりも、ただ新しく今までに無き氏になろうまでじゃ」とて、豊臣氏を名乗ったのである。
秀吉が関白になり、ついで秀次が関白になった時に、植通公は「関白になって、神罰を受けように」といった。果して秀次は罪を得て殺され、連坐の近衛公は九州の坊の津へ流され、菊亭殿は信濃へ流された。飯綱成就の人の言葉には、恐ろしい力があった。
晩年の植通公は、京の東福寺の門前に住んでいた。藪の中の朽ちかけた乾亭院という坊の中で、物寂びた朝夕を送っていた。毎朝印を結び、行法怠らず、あとは一日中源氏を読んで暮していた。和歌は達人、連歌の道も得ていた。