일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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「もくせい」ごうのなぞ

中谷宇吉郎集 第六巻

中谷 宇吉郎

中谷 宇吉郎의 中谷宇吉郎集 第六巻(「もくせい」ごうのなぞ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 130,784자 · 269화면

아오조라 문고

畑灌漑によって主として蔬菜類を作っているので、採算上非常に有利である。主食は作らず、玉葱、トマト、胡瓜、キャベツ、レタス、セロリ、種子用ビール麦などを栽培しているのである。

ところで日本の農業の知識では、この農場の経営はちょっと理解出来ない。というのは、蔬菜は非常に手のかかるもので、夜昼通して蟻のように働く日本の篤農家でも、蔬菜を一町歩も作ることは、まず困難である。蔬菜類は非常に人手を要するからである。アメリカのような人件費の高いところでは、人をたくさん雇っては経営が出来ない。それで百五十町歩近い蔬菜栽培が、どういう風にして経営されているかというのは、非常に面白い問題である。

結論を先にいえば、それは機械化の徹底と、何よりも前田氏及びその家族の勤勉さの結果ということが出来るであろう。日本的篤農精神が巧く機械化と融合すると、こういう結果が生まれ出るのである。現在は八台のトラクター、四台のトラックを使って耕作している。男の子は四人、そのうち二人は既に大学を出て、それぞれ立派に独立している。家には一マイルの私設鉄管で水道を引き、水洗便所と常時温湯の施設とがしてある。