후리가나로 읽는 일본 고전
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まるのうち
丸の内
高浜 虚子
高浜 虚子의 丸の内(まるのうち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,875자 · 46화면
惜別
山中で凍死する集配人にも敬意を表するが、この中央郵便局員にも敬意を表する。
惜別
丸ビルのホトトギス発行所で社員が新しく出来て来た雑誌の発送をしていた。二、三人の俳人も来合せてその手伝いをしていた。そこへヒョコッと淋し気な顔を出した男がある。それは近々来るという事がわかっていたので、発行所のものや、その俳人達も暗に待っていたところのものであった。
その男も矢張り俳句を作る男で新潟の片田舎のものであった。それが商売の方が面白く行かないためか、外に理由があってか、今度ブラジルに移住することになったのである。もう近々渡航するという話であった。
「どうしたんだろう。ちっとも近頃たよりがない。」と殊に親しいその俳人の一人はさっきもその噂をしていた。今取散らした室内に無造作にはいって来たのは正しくその男であった。
「やあ来たな。」とその俳人の一人はいった。
「大変やつれているではないか。」他の一人もいった。
「二、三日寝なかったせいですよ。」
その男は淋しく笑った。
「いつ上京したのです。」
「昨日でした。すぐ横浜に行って又引返して来たのです。」
「いつ出帆するのです。」