후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
まるのうち
丸の内
高浜 虚子
高浜 虚子의 丸の内(まるのうち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 22,875자 · 46화면
日曜日
私は窓を離れて再び用事に携った。そうして手を離して目をやると、蝶はなお飛んでいた。暫くしてまた目をやると、なお蝶は飛んでいた。
その日用事を果たして帰るべく窓際に立つと、もう蝶はいない。そこにはただ殺風景な事務員の影がどの窓にもあるばかりであった。
日曜日
雪の降っている日である。丸ビルの七階の事務所の窓によって中庭を見ていると、真白に積っている何のきずもない雪の上に、何か落ちて来て忽ち大きく黒いあとを印した。何事であろうと上を仰いで見ると、九階の精養軒の一つの窓に、白い洋服を著て髪を美しくわけたボーイと赤い帯を締めて白粉を塗っている女給とが笑いながら下を見ているのが眼にとまった。そうしてそのボーイの手にかためられている雪のかたまりがあるのが目に入った。やがて又ボーイの手で雪が投げられる。忽ち中庭の雪は黒くあとをつける。
中庭といっても、そこは売店の屋根になっているところで、丁度丸菱の屋根に当る。
その雪のかたまりは下の雪を破って、黒く売店の屋根が現れ出るのである。
ボーイと女給は面白そうに笑っているのである。
そのボーイは、丁度窓の敷居の前に積っておる雪を、手のひらに丸めてはそれを放るのである。