일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

ふたつのみち

二つの途

豊島 与志雄

豊島 与志雄의 二つの途(ふたつのみち)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 51,102자 · 104화면

아오조라 문고

十二

十二

啓介は昏々として眠り続けた。朝になって、本田医学士が見舞って来た前後、彼は二時間ばかり眼を開いていた。それからまた眠った。圧倒し来る魔睡に対して、別に抵抗しようともしなかった。夢幻的な灰白色の眠りに彼は身を任した。

午後になって、雅子は女中の近を連れてやって来た。病人の横に淋しい顔をして端坐しながら、彼女は木下に云った。「昨晩私はどんなに気を揉みましたことでしょう。じっと坐っていると堪らない気持になってきます。けれども、主人がむつかしい顔をして黙っているものですから、立ち上ることも出来ませんでした。へたに身体を動かしたり、へたな口を利いたりしますと、それが悪い前兆になりそうな気が致しますのです。けれどもお電話がかかって来た時、私はほっと安心致しました。どんなにお待ちしていたか知れません。十二時頃だったでございますね。お言葉を主人に取次ぎますと、ではもう寝たらいいだろうと云ってくれました。私は涙が出ました。ほんとにお影様で……。」そして彼女は病人の寝顔をつくづくと眺めた。注射の時、病人は一寸眼を開いた。然しまた眼を閉じてしまった。二時間ばかりして雅子は帰っていった。