일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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ごがつのそら

五月の空

宮本 百合子

宮本 百合子의 五月の空(ごがつのそら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,361자 · 12화면

아오조라 문고

音楽や、絵や、建築、文学が、皆

我々の、皮膚の下、髪の裡、眼の底にある。

それ故、時に 魂が熱し鳴りひびき

どうにも 仕方のない時が

あるのではありますまいか。

歌のうたえるものはよし

線で 宇宙を抱けるもの、文字を愛せるものはよい。

何にも、心を注ぐすべない人が

盲滅法に 恋をする。

夢中になって する――

その心根は、いじらしい。

*

或時には

余り朗らかとも云えぬ情慾を混えた夫婦の

愛を経験して見ると

親子の愛

まして 自分と父との仲にあるような 父親の

愛くしみの微妙さを 思う。

いささかの陰翳もなく

調和し 活力を増し

箇性を のどかに 発育させる。

犇々と思い出が迫り

父のなつかしさ!

四つ五つの 我にかえる――。

*

心に 満ち充ちる愛も

金がないので 表し得ない時のあるのを

又その時の如何に多いかを

此頃知り

憂いを覚ゆ。

父の上を思い、いろいろの なぐさめや悦びを与えたい。――

それは、勿論 ものばかりが

我心のまことを告げは しない。

けれども、ものも 入用るときがある。

春先 一緒に 二日三日の旅もしたい。

子供の時から愛され 又我も愛し

然し 我ままで、勝手に振舞った過去を思い