후리가나로 읽는 일본 고전
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ごがつのそら
五月の空
宮本 百合子
宮本 百合子의 五月の空(ごがつのそら)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,361자 · 12화면
一九二二年五月
或午後、机に向って居ると、私の心に、突然、或諧調のある言葉が、感情につれて湧き上った。
丁度、或なおしものの小説を始めようかとして居、巧く運ばないので苦しかったので、うれしく其を書きしるした。
後、折々、そう云う現象が起る。
純粋に云って、詩と云うもののカテゴリーに入るか、如何うか、兎に角私にとっては、斯様な形式で書く唯一のものだ――私の詩と云える。
段々、かたくなく文字が流れ出す快感を覚える。何処まで、形式、内容が発達して行くか、
私にとっては、頭のためにも、感情のためにも、よい余技を見出した。
五月一日
あらゆるものが、さっと芽ぐみ、
何と云う 春だ!
自分の心は、此二十四歳の女の心は
知らない憧憬に満ち、
息つき、きれぎれとなり
しきりに何処へか、飛ぼうとする。
一つ処に落付かず
ああ 木の芽。 陽の光。
苦しい迄に 胸はふくれて来る。
*
心が響に満ち 音律に顫えて来ると
詩の作法は知らぬ自分も、うたをうたいたく思う。
何と表したらよいか 此の心持
どう云うのだろう 斯う云う 優しい 寂しい、あこがれの心は。
小説を書く自分は、辛くなり、