후리가나로 읽는 일본 고전
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ごじゅうのとう
五重塔
幸田 露伴
幸田 露伴의 五重塔(ごじゅうのとう)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 57,316자 · 111화면
棟梁殿、いずくより何の用事で見えられた、と衣服の粗末なるにはや侮り軽しめた言葉遣い、十兵衛さらに気にもとめず、野生は大工の十兵衛と申すもの、上人様の御眼にかかりお願いをいたしたいことのあってまいりました、どうぞお取次ぎ下されまし、と首を低くして頼み入るに、為右衛門じろりと十兵衛が垢臭き頭上より白の鼻緒の鼠色になった草履はき居る足先まで睨め下し、ならぬ、ならぬ、上人様は俗用にお関わりはなされぬわ、願いというは何か知らねど云うて見よ、次第によりては我が取り計ろうてやる、とさもさも万事心得た用人めかせる才物ぶり。それを無頓着の男の質朴にも突き放して、いえ、ありがとうはござりますれど上人様に直々でのうては、申しても役に立ちませぬこと、どうぞただお取次ぎを願いまする、と此方の心が醇粋なれば先方の気に触る言葉とも斟酌せず推し返し言えば、為右衛門腹には我を頼まぬが憎くて慍りを含み、理のわからぬ男じゃの、上人様は汝ごとき職人らに耳は仮したまわぬというに、取り次いでも無益なれば我が計ろうて得させんと、甘く遇えばつけ上る言い分、もはや何もかも聞いてやらぬ、帰れ帰れ、と小人の常態とて語気たちまち粗暴くなり、膠なく言い捨て立たんとするにあわてし十兵衛、ではござりましょうなれど、と半分いう