후리가나로 읽는 일본 고전
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ごかいのまど
五階の窓
小酒井 不木
小酒井 不木의 五階の窓(ごかいのまど)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 21,512자 · 43화면
だからまず、それをここで話してくれたまえ」
そこで、恒藤主任は北川から、野田の二千円着服のことを訊き出し、それから野田を訊問した顛末を逐一物語って、最後に、
「そういうわけですから、瀬川さんがいま肯定した事実と総合して考えると、野田は二十七号室で西村を殺してその隣室へ死骸を運び、窓を開けてそこから街路上へ投げ、さらに窓を閉め、五階の社長室へ来て贋造紙幣を奪ったのに違いありません」
「ふむ――」
と署長はしばらくじっと考え込み、それから冬木刑事に向かって言った。
「冬木くん、きみはたしか二十七号室の空き部屋とその隣の部屋とを検査したはずだが、その隣の部屋というのはちょうど社長室の真下に当たって、石垣とかいう建築士の事務所だというのじゃなかったかね?」
「はあ、そうです。ぼくはうっかり、その石垣という人の建築事務所を二十七号室だと思っていましたが、ぼくらの検査した窓のない空き部屋が二十七号室だったのです。その二十七号室と建築事務所とを隔てる壁にドアがついていましたが、他人の部屋に入るのもなんだと思ってそのまま帰りました。ところが、今日刑事に調べさせたところによると、石垣という人はたった一人でその部屋を借りているだけで、十日ばかり前から関西地方に旅行に出かけて留守だそうです。