일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

なにもの

何者

江戸川 乱歩

江戸川 乱歩의 何者(なにもの)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 38,449자 · 77화면

아오조라 문고

「松葉杖って、案外便利なものだね。ホラ見給え、こんなに走ることだって出来るから」

弘一君は浴衣の裾を飜して、変な格好で飛んで見せた。新しい松葉杖の先が地面につく度に、コトコトと淋しい音を立てる。

「危ないわ、危ないわ」

志摩子さんは、彼につき纏って走りながら、ハラハラして叫んだ。

「諸君、これから由井ヶ浜の余興を見に行こう」と弘一君が大はしゃぎで動議を出した。

「歩けますか」赤井さんが危ぶむ。

「大丈夫、一里だって。余興場は十丁もありゃしない」

新米の不具者は、歩き始めの子供みたいに、歩くことを享楽している。私達は冗談を投げ合いながら、月夜の田舎道を、涼しい浜風に袂を吹かせて歩いた。

道のなかば、話が途切れて、四人とも黙り込んで歩いていた時、何を思い出したのか、赤井さんがクツクツ笑い出した。非常に面白い事らしく、いつまでも笑いが止まらぬ。

「赤井さん、何をそんなに笑っていらっしゃいますのよ」志摩子さんが耐らなくなって尋ねた。

「いえね、つまらないことなんですよ」赤井さんはまだ笑い続けながら答える。「あのね、私は今人間の足って云うものについて、変なことを考えていたんですよ。