후리가나로 읽는 일본 고전
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よれいはつたび
余齢初旅
上村 松園
上村 松園의 余齢初旅(よれいはつたび)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 16,003자 · 32화면
ここでは駅長さんがいろいろと心配してくれた。私は現代化されていない、わげをゆうた支那らしい女性を写生してみたいと思った。どうも現代支那女性はみな洋風になってしまっていて、若い娘さんはパーマネントをかけている。そうではなしに是非純支那風の女性を描いてみたい。純支那風の人というと中年の婦人にたまたま見かけるだけなので、そういうモデルを探した。ところが揚州は古来美人の産地として有名なところであり、唐の楊貴妃もここの産であったという。揚州へ行けばきっとそういう婦人がいるという話をきいたのであった。ところがここの知事さんのところで働いている恰好の支那婦人をさがして駅長さんがつれて来てくれたのであった。私の求めていた支那風のわげを結った中年婦人であった。幸い宿まで来てくれたので、私は思うぞんぶん横向きや、七三向きの写生をすることが出来た。
その晩は知事さんが招待をして下すった。日が昏れてから俥にのって出かけた。ここのは揚州料理である。揚州料理はちょっとあっさりとして、普通の油っこい支那料理とは趣を異にしているのが珍しい。
しかし元来私は小食のたちで、鱶の鰭、なにかの脳味噌、さまざまなものの饗応にあずかったがとても手がまわらず、筍だとか椎茸だとかをほんのぽっちりいただいて、揚州料理も参考までに食べたというにすぎない