후리가나로 읽는 일본 고전
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ぐうぞうについてのざっかん
偶像に就ての雑感
豊島 与志雄
豊島 与志雄의 偶像に就ての雑感(ぐうぞうについてのざっかん)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 4,374자 · 9화면
唯私が茲に言いたいことは、その出立点に在る。この赤裸々の出立を経て、初めて吾々は自分のうちに背っているものをはっきり見得るのだ。いいものと悪いものとが見えて来る筈だ。過去の伝統と未来の途とが、正当に価値づけらるる筈だ。
吾々はも一度太古の赤裸々に返らなければならない。そのために吾々は今最もいい時期に際会している。そして次に自らの意志で知識の木実を食うことだ。「汝等神の如くなりて善意を知るに至らん。」これはキリスト教徒にとりては罪であった。然し吾々にとっては罪ではない。仏教は諸行無常を説き仏への帰依を説いているが、大乗に於て真如を説き涅槃を説いているのだ。
然しかく云うのは恐ろしい。絶対の前に吾人の魂は震え戦くからだ。祈る時に吾人の魂は安易を得るが、祈らるる時に罪の恐れを感ずるからだ。
然しながら人類の道は広く遠い。高処には日が輝いている。真の恐れを知れる者は真に恵まれたる勇者である。恵まれたる者は、選まれたる勇者は、真直に歩いてゆかなければならない。