후리가나로 읽는 일본 고전
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どうりょくかくめいとにほんのかがくしゃ
動力革命と日本の科学者
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 動力革命と日本の科学者(どうりょくかくめいとにほんのかがくしゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 13,399자 · 27화면
電力の場合がわかりよいのであるが、電源を開発すればするほど、電気代が高くなるという矛盾は、きわめて簡単なことからきている。それは現在の電気代が安過ぎるからである。昭和九年から十一年までの指数を標準にとると、昭和二十八年では石炭は四三〇倍に上がっているが、電力は一一六倍にしかなっていない。食糧なども、平均して四百倍くらいにはなっているのである。
それで電力代金を、今の三倍くらいにすれば、問題は一遍に解決してしまう。しかしそういうふうに「合理的」に解決しようと思ったら、俸給は少なくも今の三倍にはしなければならない。今日の生活では、電力はもはや空気や水と似た程度のものになっている。その値上げは、収入の増加を伴わない限り、できない相談である。すなわち無理は承知の上で、何とかして打開しなければならない。それが国情に即したことなのである。
ところが日本の産業を復興させ、民族の自立をもたらすためには、電力の需用は、今後ますます増加してくる。近代産業と電力とは切り離し得ぬもので、ボルダー・ダムの建設によって、ロサンゼルスに千八百の大工場が生まれたことは、よく知られているとおりである。