후리가나로 읽는 일본 고전
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こくをみる
古句を観る
柴田 宵曲
柴田 宵曲의 古句を観る(こくをみる)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 166,028자 · 333화면
蘆本の句は観察の精粗において固より同日の談ではない。但この句の眼目は畢竟「尾切猫」の一語にある。この一語がなかったら、尋常一様の漠然たる恋猫の句になってしまったに相違ない。
昼からは茶屋が素湯売桜かな 言
これはどういう場所であるか、桜があって、茶屋があって、人が見に来るようなところらしいが、それ以上の想像は困難である。あるいは不必要かも知れぬ。
特に「昼からは」と断ったのは、午前は何もないが、午後からは……という意味に解せられる。午前はあまり人が来ないのか、茶屋が開業しないのか、それもわからない。
反対に人があまり来過ぎるので、午後からは茶屋が茶でなしに素湯を飲ませている、という意味に解すると、素湯だから冷たくはないにしても、いささか冷遇の意味になって来る。「昼からは」という以上、午前と午後とで何か異る事情がなければならぬ。その事情は大づかみに見て、消極、積極の二通りになるが、いよいよとなると断定は下しにくいように思う。
羽子板の箔にうけたり春の雪 吾仲
美しい句である。
春降る雪の冬の雪と感じの違うところはいくらもあるが、要するに季節を過ぎているだけに、何となく一種のゆとりを生じており、雪片が大きいながらふわふわと降って来る趣なども、この感じを大に助けている。