후리가나로 읽는 일본 고전
ja-reading.com
후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.
かわいいやま
可愛い山
石川 欣一
石川 欣一의 可愛い山(かわいいやま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 98,791자 · 196화면
関東方面からも関西方面からも、夜行を利用すると、早朝松本へ着く。信濃鉄道に乗換えて大町へ着くのが、先ず八時とする。駅から対山館まで十五分とすると、登山者の大部分は、案内者をやとう人であれば、八時四十五分には対山館を出て行こうとする。「何時何分大町着、直ちに出発するから間違えなく人夫一人準備してくれ……」という手紙がそれである。
人夫はもちろん朝早くから来て待っている。お客様の荷物を受取り、しょいこにくくりつけている間、お客様は対山館の食堂でお茶位のんでいる。多くの場合慎太郎さんが「ああお手紙は拝見しました。人夫はここにいます。黒岩といって、あっちの方面はよく知っています」という。お客様は黒岩に向って「よろしく」という。そこでガリガリズラズラ出かけて行って了う。人夫をやとわぬ人は、対山館に寄る必要はないが、それでも草鞋を買ったり、礼をいったりする為にちょっと顔を出す。この方は、然し、もっと早く、入口に腰をかけるだけで出て行く。朝飯は松本の汽車弁当。昼の弁当も汽車弁当を持って来るのが多い。
勿論目的は山である。だから大町みたいな麓には、いる必要もなければ、いたくもない……という気持も、分らぬことはない。