후리가나로 읽는 일본 고전
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かわいいやま
可愛い山
石川 欣一
石川 欣一의 可愛い山(かわいいやま)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 98,791자 · 196화면
奉納相撲で行司なんぞして元気な男だったが――
もちろん二十年以上の山の旅だ。死ぬ人があるのも当然だが、やはり多少は気がめいる。
高等学校の時、その頃としては大旅行たった針ノ木――立山――剣――小黒部――大黒――大町のコースに行った人夫の中で、年もとっていたが落着いて親切だったSというのは、山へ入るのをやめて、どうなったか誰も知らない。兵隊から帰ったばかりの、その頃では所謂インテリだったKは、発狂して座敷牢で死んだ。
酒の好きな、猥談の上手な、ニコニコしていながら妙に理屈っぽいT老は、最後に針ノ木へ私が行った秋、長い間の病気のあげく、弱り果てて死んだ。稲田が軒先まで来ている家へ見舞に行ったら、起きるなというのに起きて来て、もう一度石川さんと暢気に山へ遊びに行きたいといっていたが、素人の私にも、もう治りそうにもないと思われた。
今度はK・Kだ。六月はじめ立山から富山にぬけた時、立山温泉では湯があついといって、スコップで雪を湯槽にたたき込み、富山の旅館では、遊びに来た若い文学少女が「私、八十さんが好きですわ」といったのを、部屋の隅で足の底の皮をむきながら、「お前、この辺は門徒じゃねえのか」