후리가나로 읽는 일본 고전
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うたのたてやましんじゅういっきょく
唄立山心中一曲
泉 鏡花
泉 鏡花의 唄立山心中一曲(うたのたてやましんじゅういっきょく)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 30,835자 · 61화면
……天秤かついだ己が形が、何でございますかね、天狗様の下男が清水を汲みに山一つ彼方へといった体で、我ながら、余り世間離れがした心細さに、
(ほっ、)
と云ったが、声も、ふやける。肩をかえて性根だめしに、そこで一つ……
(鋳掛――錠前の直し。)――
何と――旦那。」
九
「……時に――雪の松明が二把。前後に次第に高くなって、白い梟、化梟、蔦葛が鳥の毛に見えます、その石段を攀じるのは、まるで幻影の女体が捧げて、頂の松、電信柱へ、竜燈が上るんでございました。
上り果てた時分には、もう降っているのが止みましたっけ。根雪に残るのじゃあございません、ほんの前触れで、一きよめ白くしましたので、ぼっとほの白く、薄鼠に、梟の頂が暗夜に浮いて見えました。
苦しい時ばかりじゃあねえ。こんな時も神頼み、で、私は崖縁をひょいと横へ切れて、のしこと地蔵様の背後に蹲み込んで覗いたんで。石像のお袈裟の前へは、真白に吹掛けましたが、うしろは苔のお法衣のまま真黒で、お顔が青うございましたよ。
大方いまの雪のために、先生も、客人も、天幕に引籠ったんでございましょう。卓子ばかりで影もない。