일본어 읽기 연습

후리가나로 읽는 일본 고전

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후리가나가 있는 일본 고전을 온라인으로 읽으세요. JLPT 수준으로 골라 보고, 단어를 눌러 뜻을 확인하고, 문장을 번역하세요.

じごくのししゃ

地獄の使者

海野 十三

海野 十三의 地獄の使者(じごくのししゃ)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.

N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 75,419자 · 152화면

아오조라 문고

長谷戸検事は、小さく肯いて、心の中に何かノートをとるらしく見えた。

「ちょっと伺いますが」

と大寺警部のきんきん声がした。

「ピストルの弾丸が頭の中に入った時刻と、死んだ時刻との差はどの位だか分りますか」

「あまりはっきり分らんね」

「大体何時間ぐらい後になりますか、ピストルの弾丸を喰らったのは……」

「何時間というような長い時間じゃない。極く接近しているよ。一時間前後という所だ」

「すると、死んだのは十一時半、ピストルの弾丸を喰ったのは零時半という訳ですね」

「そんなところだ」

古堀博士はぶっきら棒に応えた。

「解剖の結果、胃の中にあった食物の一覧表は出来ていますね」

検事が、もう一度発言した。

「それは先刻、書記へ渡しておいたがね」

「いや、そんなものは頂きませんですよ」

色の真黒な書記が、すっくと突立って打消した。

「そんな筈はない。ちゃんとわしは書いて――ああ、あった。ポケットの中に残っていた。これじゃ」

博士は笑いもせず、内ポケットから、皺くちゃになった紙片をつかみ出して、机の上へ放り出した。くすくすと笑う者があった。その胃内容物一覧表は、長谷戸検事の手に渡って、拡げられた。