후리가나로 읽는 일본 고전
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ちきゅうのまるいはなし
地球の円い話
中谷 宇吉郎
中谷 宇吉郎의 地球の円い話(ちきゅうのまるいはなし)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 5,715자 · 12화면
にしか達していないのである。そうなると線の幅もなかなか馬鹿には出来なくなる。われわれの現在の知識が僅かその程度にしか及んでいないことに驚く人があったら、その人は鉛筆で描いた線には幅があることを忘れている人である。
数学でいう線には幅がないが、物理で使う線には必ず幅がある。或る量の測定をして、その量が他の変数、例えば温度とか時間とかと、どういう関係になっているかを示すには、図の上に曲線であらわすのが一番普通であり、かつ分りやすい。この場合にも曲線は鉛筆で描くので、それには幅がある。鉛筆の頭をせいぜいとがらして見ても、〇・一粍という細い線は先ずむつかしい。しかしその程度の細い曲線を描いたとして、その時測定値が皆その線の上にぴたりと載ったとしたら、それは精密な測定であって、しかもちゃんとした関係が見付かったとして物理学者は安心する。それを説明された一般の人は、特に天邪鬼でない限りは、一層安心するのが当前である。
この場合、測定が精密でかつ正確になされたということは、観測値がぴたりと曲線の上に載ることから言われるのであるが、よく考えて見ると、大抵の場合は、図の上での曲線の高さは十糎か二十糎程度である。