후리가나로 읽는 일본 고전
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ゆめはよびかわす
夢は呼び交す
蒲原 有明
蒲原 有明의 夢は呼び交す(ゆめはよびかわす)을 후리가나와 함께 일본어로 읽으세요. JLPT N2. 단어를 누르면 뜻이 나옵니다.
N2 · 고급 · 신자체·신가나 · 104,126자 · 210화면
問答が切れたので、鶴見はまた平生どおりの夢を見ている。夢を見るということがかれの生活になっている。その外には能がない。癖といえば癖、病といえば病であろう。あるいは渇望病だという診断が下るかも知れない。そういう病症を癒すに別の処方のあろうはずはない。やはり夢には夢を与えるに限る。
海印三昧ということを鶴見はしきりに考えている。仏が華厳を説いたのはその海印三昧を開いたものである。それによって始めて自内証の法が説き示された。三昧の定を出て説いたのは通途の経文である。定中の説の超越的、含蓄的なるには及ばない。そういってあの宗の人はありがたがっている。一心法界の海に森羅万象が映って一時に炳現すると観るのである。そこに一切法の縁起の無尽があり、事々の無礙がある。一々の事象に万象が含まって相交錯して、刹那の起滅に息づいているのである。鶴見はそれを夢が夢と呼び交しているものと考えている。そういう考察が鶴見の思想に媚びているのである。永劫にわたって夢に夢を見る。そのことはこの世界の本性に適っている。徒にそんな夢想に溺れて出口を忘れているといわれてもやむをえない。出ることができれば出もしよう。